消音な時代です。。。 [音楽]
今日は朝から調律師さんが来て、1日がかりで作業をしていかれました。
なんでそんなにかかったのかといえば、調律の他に、消音ユニットを
つけたのでした。
といってもウチのピアノは30年前にやってきたもので、当時は消音ユニット
というものが存在しなかったため、後からでもユニットが付けられるなんて
ことを全く考慮していない作り。
消音ユニットは鍵盤の下にセンサーが入るのですが、昔のピアノにはこの
センサーを入れる隙間が無いのだそうです。このため、装着前に一細工が
必要でした。なんと、ユニットを取り付ける前に、鍵盤の下の板をノミで
手彫りして隙間を作成。他の部品が近くにあるので、削るのにちょうど良い
機械も無いのだそうです。
そして全ての鍵盤の裏に動きを検知するための金具を取り付け、センサー
の位置を調整し、パソコンで言うところのマザーボードに結線をし、スイッチ
のユニットと接続して…。とかなり大変な作業だったのでした。
さらに消音ユニットをつけたと言っても、今まで通りアナログのピアノなので
調律をして終了。
今時の調律師さんは音の調節や修理だけじゃなくて、大工仕事も電気仕事も
やらなきゃいけなくて、大変です。
消音ユニットといってもメトロノーム機能や、十数音色変えられる機能があったり
ちょっとした電子ピアノみたいです。今までアナログで弾いていた(あまり弾いて
いなかったけど)ピアノからオルガンの音がしたりしてちょっと変。
新しく電子ピアノを求める選択肢もあったのですが、まだユニットを付けた方が
経済的にもスペース的にもお得。ピアノに手を加えるのもかわいそうだったの
ですが、全く弾かなくなるよりはと思って決断しました。
これなら夜でも、へたくそでも弾けます。やったーーーぁ!
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